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手紙 〜親愛なる子供たちへ〜
更新日:2011年04月29日
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作詞 不詳
訳詩 角 智織
日本語補詞 樋口 了一
作曲 樋口 了一

年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしても
どうかそのままの 私のことを 理解してほしい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んな事を 教えたように 見守ってほしい

あなたと話すとき 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいてほしい
あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本の 暖かな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた

悲しいことではないんだ
消えて去っていくように 見える私の心へと
励ましのまなざしを向けてほしい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを いやがるときには 思い出してほしい
あなたを追いまわし 何度も着替えさせたり 様々な理由を付けて
いやがるあなたと お風呂に入った 懐かしい日の事を

悲しいことではないんだ
旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げてほしい

いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ できなくなるかも知れない
足も衰えて 立ちあがる事すら できなくなったら
あなたが か弱い足で 立ちあがろうと 私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を 握らせてほしい

私の姿を見て 悲しんだり 自分が無力だと思わないでほしい
あなたを抱きしめる力が無いのを知るのは辛いことだけど
私を理解して支えてくれる心だけを 持っていてほしい

きっとそれだけで それだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添ってほしい

あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を 持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ
愛する子供たちへ


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PS:私が先日平川君のケアハウスを見学に行った時のブログ(4月27日)にアップしていた、手紙の内容を、【甲斐君の母】が教えてくれメールをくれました。。。

                                  泣けてきます。。。。。

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